使われないシステムにしない!UXリサーチの基本

せっかく費用と時間をかけて開発したシステムが、現場で定着せず使われないまま形骸化してしまう――そんなケースは決して珍しくありません。その原因の多くは、実際に使う人の視点が設計に十分反映されていないことにあります。本記事では、使われるシステムを作るためのUXリサーチの基本を解説します。

なぜ使われないシステムが生まれるのか

経営層や情報システム部門の視点だけで要件を固めてしまい、実際に日々操作する現場担当者の業務実態や困りごとが反映されていないことが、主な原因の一つです。「機能はあるが、使いにくい」システムは、結局元の方法(エクセルや紙)に戻ってしまいがちです。

UXリサーチの基本的な進め方

現場へのヒアリング

実際にシステムを使う担当者に、現状の業務フローや困りごとを丁寧にヒアリングします。表面的な要望だけでなく、その背景にある課題まで掘り下げることが重要です。

業務フローの観察

可能であれば、実際の業務の様子を観察することで、ヒアリングだけでは見えてこない非効率や工夫に気づくことができます。

試作段階でのフィードバック収集

完成してからではなく、画面イメージや試作段階で現場に触れてもらい、フィードバックを得ながら改善を重ねることで、使いやすさの精度を高められます。

小さな配慮が定着率を左右する

入力項目の並び順や、よく使う機能へのアクセスのしやすさといった細かな配慮が、日々の使いやすさに大きく影響します。「作って終わり」ではなく、使われ続けるための工夫を意識することが大切です。

まとめ

システムの価値は、機能の多さではなく、実際に使われて初めて生まれます。開発の初期段階からUXリサーチを取り入れ、現場の声を反映したシステムづくりを心がけましょう。

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