システム開発において、テスト・QA(品質保証)工程は、リリース後の不具合を防ぐための最後の砦です。しかし、スケジュールが逼迫すると真っ先に削られてしまいがちな工程でもあります。本記事では、QAプロセスの基本と、軽視することのリスクを解説します。
テスト工程の種類
単体テスト(個々の機能が正しく動くか)、結合テスト(機能同士の連携が正しく動くか)、システムテスト(実際の業務シナリオに沿って全体が動くか)など、テストにはいくつかの段階があります。それぞれの目的を理解し、抜け漏れなく実施することが重要です。
テストを軽視するとどうなるか
十分なテストを行わずにリリースすると、本番環境で不具合が発生し、業務停止やデータ不整合といった深刻な影響につながることがあります。リリース後の修正は、開発中の修正に比べてコストも時間も大きくなる傾向があります。
質の高いQAプロセスのポイント
テスト計画を早期に立てる
開発が終わってからテストを考えるのではなく、要件定義や設計の段階からテスト計画を立てておくことで、抜け漏れの少ないテストが可能になります。
実際の利用シーンを想定する
開発者目線のテストだけでなく、実際の利用者がどう操作するかを想定したテストを行うことで、使い勝手に関する問題も発見しやすくなります。
テスト結果を記録・共有する
テストの実施内容と結果を記録に残すことで、後から問題が発生した際の原因調査がスムーズになります。
まとめ
テスト工程はコストと見なされがちですが、実際にはリリース後のトラブルとその対応コストを未然に防ぐための投資です。開発会社を選ぶ際は、テスト・QA体制がどの程度整っているかも確認しておくとよいでしょう。