特定のクラウドベンダーに依存せず、複数のクラウドサービスを目的に応じて使い分ける「マルチクラウド戦略」を採用する企業が増えています。本記事ではそのメリットと、運用における注意点を解説します。
マルチクラウドとは
一つのクラウドサービスにすべてを集約するのではなく、用途に応じて複数のクラウドサービスを組み合わせて利用する構成です。例えば、データ分析基盤は一方のサービス、Webアプリケーションはもう一方のサービスといった使い分けが行われます。
マルチクラウドのメリット
特定ベンダーへの依存を回避できる
一つのサービスに依存しないことで、料金改定やサービス終了といったリスクを分散できます。
それぞれの強みを活かせる
サービスごとに得意分野が異なるため、用途に応じて最適なものを選ぶことで、コストやパフォーマンスを最適化できます。
運用における注意点
複数のサービスを扱う分、管理の複雑さが増し、それぞれの運用ノウハウが必要になります。また、サービス間のデータ連携や、セキュリティポリシーの統一にも配慮が必要です。管理コストの増加が、メリットを上回らないよう見極めることが重要です。
導入を検討する際の考え方
すべての企業にマルチクラウドが必要というわけではありません。事業の重要性やリスク許容度、社内の運用体制を踏まえ、本当にメリットが上回るかを慎重に検討することをおすすめします。